小学校受験では子どもたちの記憶力が不可欠です。先生のお話をよく聞き、理解し行動に移したり問題を解く。それが小学校受験に必要だからです。つまり「記憶力」をどう伸ばすかは小学校受験において大きな課題となります。ここでは、自宅で楽しく学びながら、記憶力を高める方法として「ピクナイズ練習法」を使ったお話の記憶法をご紹介します。
目次
1.絵カードを使った記憶法
絵カードは、記憶のイメージとなる大切なツールです。これを活用して、耳で聞くお話の情報の関連性を記憶することができます。
例えば、
1つのグループの子供たちにはうさぎとお花という2つの絵の情報を両端に置き、それを見せた状態でお話をします。子どもに「うさぎがお花畑に行きました」と話しかけます。
一方のグループには何も見せずに「うさぎがお花畑に行きました」と話しかけます。
その後で「さっきのおはなしには誰がでてきましたか?」問いかけ、うさぎとくまの絵を見せ関係性を考えさせます。
すると最初のグループの子供たちは耳で聞いたお話と目からの見た絵のイメージの2つの関係が結びつき多くの子供たちが問いに正解することができました。このようにして、情報を一対一で結びつけることで、記憶に残りやすくなります。
2.紙芝居のように物語の場面を使った記憶法
先ほどの練習がより効果を発揮するのがお話が長くなった時です。お話が長くなると記憶しにくくなっていきます。
①順番に色ごとに区切られた部屋をイメージ
②長いお話を場面ごとに区切る
③その場面を紙芝居のようにイメージ
④先ほどの①部屋に整理する
このようにイメージを持って練習をすることでよりただお話を聞くだけより、長いお話でも覚えやすくなります。
楽しく学ぶことが鍵
これらの方法を取り入れる際に大切なのは、子どもたちが楽しみながら学べる環境を作ることです。遊びの中に学びを取り入れることで、自然と記憶力が高まり、受験に向けての準備がスムーズに進むことでしょう。また、親子で一緒に取り組むことで、コミュニケーションの機会も増え、より楽しい学びの時間が生まれます。
ぜひ、日常の中でもこのピクナイズ練習法を使った記憶練習を試してみてください。子どもたちの記憶力向上だけでなく、親子の絆も深まることでしょう。楽しい学びの時間が、きっと素晴らしい結果をもたらしてくれるはずです。