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なぜ「シーソー・つりあい」が出題される?
- 論理的に推理する力:「AとBがつりあう」「BはCより重い」からAとCの関係を導く。
- 条件を整理する力:情報を分け、矛盾なく考える。
- 数量 釣り合いではスイカ1個はもも何個分の重さか?といった数の増減を考えます。
これらの力をシーソーでは見ることができるからです。
家庭での教え方(最短ルート)
① 体験:まずは「見える・触れる」から
紙の問題に入る前に、消しゴム・おはじき・定規など家にある物で簡易シーソーを作り、左右の上がり下がりを体感させます。
例:
・定規の中央下に鉛筆を置いて支点にし、左右に消しゴムをのせる。
・「1個 vs 2個」「1個 vs 1個」などを試して、つりあい=同じ重さを実感させる。
② 言葉:判断軸を定着させる
使う言葉はシンプルに。「下がる方が重い?」「つりあうから同じだったね」と言語化で判断軸が育ちます。
③ 図:条件を記号で整理する
シーソーの絵を描き、下がった側に丸や「>」「=」で関係を記します。頭の中だけで処理せず、メモをするクセづけが、混乱を防ぎます。
④ ペーパー:短文→多条件→応用の順で
最初は「AはBより重い」2つを比べるからスタート。慣れたら「AとBがつりあう。BはCより重い」など3つ以上を比べる多条件へ進みます。
よくあるつまずきと対処法
つまずき1:「つりあう=同じ」「重い=下がる」の概念が不安定
左右が止まる(どちらも下がらない)状態や重い方が下がるを複数回作って見せ、覚えさせる。
つまずき2:説明ができない(結論だけ)
「なぜ?」をセットにする。「BがCより重い。AとBは同じ。だからAはCより重い」まで説明できるようにする。
練習ドリル(家庭で使えるミニ課題)
- 1条件推理:「AとBはつりあっている」→AとBの重さは?(同じ)
- 2条件推理:「AとBはつりあう。BはCより重い」→AとCは?(Aが重い)
- 複数個:「左:Aが2個/右:Aが1個」→どちらが下がる?(左)
市販教材だけだと難しい理由
多くの問題集はできる子前提で、いきなり重さ比べの問題を解く。多条件から入る物が多いです。
ご家庭では体験と図の整理が不足しがち。結果として「わからない」「向いていないかも…」と感じやすくなります。
苦手克服に最短!えしん会のシーソー(プレ1)
えしん会の「シーソー(プレ1)」は教える側のための「考え方ノート」つきで、言葉がけやメモの書き方まで迷いません。
- はじめてでも取り組みやすい短文・2つの物の重さ比べから
- 複数個・多条件まで自然にレベルアップ
よくある質問(FAQ)
Q. 何歳から始められますか?
A. 年中〜が目安ですが、年少後半からでも十分始められます。
Q. 苦手意識が強い子への入り口は?
A. まずは2個の重さ比べなどの見てわかる差から入り、同時にメモの習慣を作ると回復が早いです。
Q. 親がつまずいた時は?
A. 図を大きく・シンプルに。1条件ずつ矢印や「>」「=」を置き、「どうしてこうなるのか」理由の説明ができるかまで確認しましょう。
まとめ:体験→図→ペーパーで「わかる」を積み上げる
- 「シーソー・重さ比べ・つりあい」は体験→言葉→メモ→ペーパーが最短ルート
- 苦手の原因は多条件処理と可視化不足。図と声かけで解決
- 段階式の教材でムリなくレベルアップするのが合格への近道
※本記事は「小学校受験 シーソー/重さ比べ/つりあい/教え方/教材」の検索意図に基づき、
ご家庭での再現性と段階学習を重視して構成しています。