
指示行動の場面で、
- 1つの指示ならできる
- でも、2つ3つ続くと途中で止まってしまう
- 周りの子が動き出してから慌てて動く
そんな子を、教室や模試で見かけることがあります。
保護者からも、
「1つならできるのに、指示が増えると分からなくなるんです」
「聞いていたはずなのに、途中で何をするのか忘れてしまいます」
というご相談をよくいただきます。
しかし実は、
話を聞く力がないのではなく、
聞いた指示を順番に覚えて、行動する経験がまだ少ない
という場合が少なくありません。
目次
なぜ、指示が増えるとできなくなるの?

5歳前後の子どもは、
聞く→覚える→順番に行動する
という力がまだ発達途中です。
例えば、先生が、
「黄色い輪に入って、右手を上げて、ジャンプして、最後に戻ってきてください」
と言ったとします。
1つ目は覚えていても2つ目、3つ目になると、
「えっと…次は何だっけ?」
となってしまう子がいます。
これは、指示を順番に覚えて動く経験がまだ十分ではないだけの場合があります。
まずやってほしいことは「指示の順番遊び」
まずは、おうちで短い指示を順番にこなす遊びをしてみましょう。
例えば、
- 本を取る
- 赤い鉛筆を持つ
- 丸を描く
- 元の場所に戻す
というように、簡単な動きを順番に行います。
最初は2つの指示からで大丈夫です。
慣れてきたら、2つ → 3つ → 4つと少しずつ増やしていきます。
ポイントは、
聞く → 順番を覚える → その通りに動く
という流れを、遊びの中で経験することです。
なぜ、この練習が効果的なの?
指示行動では、先生の話を聞いて、
- 何をするのか覚える
- 順番を間違えない
- 最後まで行動する
ことが求められます。

そのため、「ちゃんと聞いて!」と何度も言うより、
短い指示を順番通りに実行する経験を増やす方が、家庭では取り組みやすく
「聞いたことを順番に行動する力」が少しずつ育っていきます。
ここで「運動」の練習が効果的
そして、この練習にぴったりなのが、小学校受験の運動です。
小学校受験の運動は、ただ体を動かすだけではありません。
なぜ「運動」が指示を覚える力につながるの?

運動では、
先生の説明を聞く→順番を覚える→体を動かす→最後までやり切る
という流れを同時に育てることができる科目なのです。
もっと詳しく知りたい方へ
実は、運動で育つ
- 聞く力
- 覚える力
- 順番通りに動く力
は、指示行動だけでなく、行動観察でも必要になります。
だからこそ、行動観察が得意な子は、指示行動もできることが少なくありません。

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